日常生活の中で「鬼ごっこ」という話題が出てくることはあまりないかもしれませんが、特にお子さんがいらっしゃる方は知っていると意外な場面で使えたりします。また、海外ドラマや映画の中ででてくることもあります。
「鬼ごっこ」は英語では“Tag”といいます。
この“Tag”という単語は「付札、タグ、ラベル」という名詞の意味や「貼り付ける、値札などを付ける」という動詞の意味でご存知の方が多いかと思います。
最近ではソーシャルメディアのFacebook等で「タグ付け」するという言葉があるように、自分の投稿に友達の名前を追加する(貼り付ける)ことで、その友達のページにも自分の投稿が載るという機能もありますね。
この本来の「ラベルを貼り付ける」という意味から、この“Tag”が「鬼ごっこ」の意味で使われることにつながりが見えるのではないかと思います。
「鬼ごっこ」では「鬼」が他のメンバーに「タッチ」することで「鬼に捕まったいうラベルを貼り付ける」のが基本的なルールですよね。
この“Tag”には動詞で「(鬼が)タッチする」という意味もあるので”touch”の代わりに使うこともできます。
そしてこの「鬼」ですが、英語ではなんて言うと思いますか?
“It”
と言います。
これまた“It”を「それ」と訳してしまうと意味不明になってしまうので注意が必要です。
例えば
“Let’s play tag!”
と言われて意味が分からなかったので
“What’s tag?”
と聞き返したとします。それに対して
“Tag is a game where somebody will be it and it will tag one of the players. Then the person who is tagged will become it.”
という説明が戻ってきたらどうでしょう?
この“it”を「それ」、 “Tag”を「値札を付ける」と捉えてしまうと、
「タグとは、誰かがそれになって、それがメンバーの一人に値札を付け、値札を付けられた人がそれになるゲームです。」
という意味不明の訳になってしまいます。
正しくは
「タグとは誰かが鬼になって、鬼がメンバーの一人にタッチし、タッチされた人が鬼になるゲームです。」
ですね。
知っていると意外と便利な単語なのでこの“Tag”と“it”覚えてしまいましょう!
ちなみに海外ドラマでネイティブ英語を学ぼう!でも述べた私のお気に入りの海外ドラマBonesのシーズン9エピソード18 でもこのTagが話題として出てきているのでご興味のある方はチェックしてみて下さい。↓
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“Tag! You’re it!”
「つかまえた!あなたが鬼よ!」