使える英語表現集:“The more, the merrier.”

何かをしていて、人数が多ければ多いほど楽しいよね!といった状況にあったことはありませんか?

今回ご紹介するのはそんな時に使える表現です。

特に誰かが「私も参加していい?」と言ってきた時などの返答として使えます。

少し英文法の話になりますが、

“The + (比較級1), the + (比較級2).”

「(比較級1)すればするほど、ますます(比較級2)だ。」

という意味でしたね。

なので、

“The more, the merrier.”

「多ければ多いほど、ますます楽しくなる。」

となります。

前半のmoreの後に、peopleをつけると分かりやすいかと思います。

また、merryはMerry Christmas!のように使われますが、単独での意味をご存知の方は少ないように感じます。このmerryは形容詞で、「陽気な、愉快な、お祭り気分の」といったワイワイガヤガヤのイメージを持った単語です。なので、このmerryを比較級にしたmerrierで、もっと楽しくなるという意味になります。

例えば、友達とランチをしているところに、もう数人の友達がきて、一緒に食べてもいい?と言ってくるとしますよね。そういう時に、

“Sure! The more, the merrier.”

と使うことができます。

 

ちなみに海外ドラマでも使われることがあります。

私が好きなNCIS(Season 7、Episode 6)でもティムが使っています。

同僚のジヴァがアメリカの国民になると決めたことに関して、からかうトニーに対して、ティムは歓迎します。その後にこの

“The more, the merrier.”

と言います。つまり、アメリカ国民が一人増えるわけですよね。なので、ティムは多ければ多いほど良くなるよ!といった意味で使っています。

また、Season 13のEpisode 16ではトニーも使っています。チームメンバーではないお医者さんが、事件に首をつっこみ、自分も参加させてという場面です。それに対してトニーは

“The more, the merrier.”

と使います。ここでは、上で説明してきたように単純に楽しくなるという意味ではなくて、ちょっとした皮肉として使われています。つまり、このお医者さんはエージェントでもないし、警官の仕事も何もわからないけれども、ま、人数多いほうがいっか、くらいのニュアンスです。

いかがでしたか?

今回ご紹介した表現、使う場面的にはそんなに難しくはないと思いますが、学校で習わない表現のために使い慣れるまでに時間がかかるかもしれません。海外ドラマや映画で聞いたらどんな場面で使われているか確認し、実生活でも使える場面を見つけてみてください。まずは、皮肉的な使い方ではなくて、単純に「数が多ければ多いほど楽しくなるよね!」といった場面に遭遇した時に使えるようになりましょう。

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