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北米人(アメリカ人&カナダ人)と日本人との感情表現の違い

多くの方がご存知かもしれませんが、私の夫がいまだに口にするのが、アメリカ人と日本人では感情表現の方法が全く違うということです。

北米人は感情が大変豊かな半面、日本人は感情を表に出さないのが普通ですよね。

喜怒哀楽という言葉がありますが、日本人は喜びと楽しみを表すのは得意ですが、怒りと哀しみを表すのは苦手なように感じます。北米人は全て得意です。

逆に言えば、日本人は感情をコントロールするのが得意で、北米人は感情のコントロールをしないとも言えるかもしれません(笑)。どちらが良いかは状況によると思います。

 

カナダにいた頃、職場で泣いている同僚を見ました。どうしたのか聞いてみると、プライベートの生活で辛いことがあったそうです。もちろん仕事が辛いという理由で泣いている同僚を見たこともあります。

日本では一度も目にしたことのない場面だったので最初はかなりショックを受けましたが、慣れてしまうと「またか」くらいに日常的なことに思えるようになりました。

日本では、プライベートで辛いことがあったのか嬉しいことがあったのかなかなか判断できないくらいプロフェッショナルな方が多いですよね。どんなことがあっても仕事に影響を及ぼさない、というのは一緒に働いて大変働きやすいですよね。

 

哀しみ以上にショックを受けたのが怒りの表現です。

同僚が普通に言い合っている場面や、電話で患者さんに向かってきついことを言っている同僚を見たこともあります。

これまた日本ではありえないですよね?

今働いている職場でも同じことが当てはまります。患者さんがかなりイライラしていて声を上げるのに対し、冷静に対応できるスタッフももちろんいますが、中にはかなりきつい調子で言い返す人もいます。

私からしてみたら、火に油を注ぐ状況になるから落ち着いて!と言いたくなりますが、そういう時でも日本人の私は何も言わずに静かにしています。

 

日本では特に「怒り」はあまり表に出しませんよね。カナダにいた時にすごく腹立つことがあり、”I’m so pissed.”と同僚に言ったところ、”Are you?”と聞き返されたのを今でも覚えています(笑)。私の表情からは怒っているようには全く見えないと言われました。

焦っている時や辛い時もそうですね。私は体調不良で仕事をするのが大変辛い時や、仕事がなかなか終わらなくて焦りまくっている時でもなかなか表に出したり口にしたりしません。なのでよく同僚から”You always look calm.”と言われます。それに対してもちろん”I’m not! I’m panicking!”と言ったりしますが、私の感情表現からそうはみえないそうです(笑)。

 

夫はアメリカ人なので、かなり感情表現が豊かです。イライラしている時や嬉しい時は一目瞭然なので大変分かりやすくて楽です。

公共の場でも全く同じなのでたまに少しは感情隠してよ、と言いたくなることもあります(笑)。それに対して私は慣れてきたとはいえ、あいかわらず感情をそこまで表に出さないので、ちゃんと言ってくれないと分からない!と言われることがよくあります。

 

日本では「衝突」を避けるのが当然のことなので、怒っていてもなかなか口に出さずに、ため込むことがよくありますよね?そのためにストレスがかなりたまっている方も多いのではないでしょうか?

北米では理不尽なことやイライラすることがあると普通に表現します。そのために色々なところで「衝突」が起きますが、その分解決するのも早いと思います。

日本にいた頃、会社の会議にうんざりしていたのを今でも覚えています。というのも、何時間も話し合いをしているにも関わらず、部署間で「衝突」しないようになかなか問題点を話し合えずにいたためです。

そのようなことは北米にきてから一切ありません。むしろ、問題をバンバン取り上げていくために、熱い口論が繰り広げられる会議にたくさん参加してきました。

 

このように、感情表現に対しては本当に北米と日本で大きな違いがあると思います。どちらが良いとは大概には言えませんが、どちらも経験してみると、どちらが自分に合っているか良く分かるようになります。

私は確実に北米の方が合っています。自分はそこまで感情を表にだしませんが、周りが思う存分出してくれるので、喜んでいるのか怒っているのか哀しいのか楽しいのか分かりやすくて対応がしやすいためです。

 

ちなみに結構前になりますが、ディズニー・ピクサー映画で『インサイド・ヘッド』(原題 “Inside Out”)という映画がありました。これは「感情」を題材にしたとってもかわいらしい映画ですのでご興味ある方はぜひご覧になってみてください。

人の頭の中が舞台になっており、「喜び」「悲しみ」「怒り」「嫌悪」「恐れ」という5つの感情がそれぞれキャラクターとして登場します。

少しネタバレになってしまいますが、最終的には、感情は1つだけではなくて全て必要なんだ、というまとめになっていて大変心温まるストーリーですよ。


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