北米(アメリカ&カナダ)での運転免許証取得

私は大学生の時に日本でオートマの運転免許証を取得しました。

大学も就職先も東京だったため運転する機会など全くなく10年ほどペーパードライバーでいました。おかげでゴールド免許でした(笑)

ちなみにこの

「ペーパードライバー」

和製英語です!

英語でペーパードライバーにあたる単語がないので、ペーパードライバーとは何かを説明することになります。

例えば、

“A driver on paper, not on the road”

とか

“Inexperienced driver”

とか

“A person who has a driver’s license but has never driven”

などと説明すれば通じると思います。

カナダに留学し、日本の運転免許証があれば簡単にオンタリオ州の免許証が作れると聞いて、早速政府のサービス関連を扱うService Ontarioに行きました。これまたかなり簡単で日本の免許証とパスポートを持っていき視力検査だけしてお金を払ってすぐに仮免許がもらえました。そして数週間後に自宅に公式な免許証が届きました。

日本で数ヶ月しか運転していなかったにも関わらず免許証所持期間が長かったためなんと一般免許証のGというステータスがついたものをもらえました!

基本的に北米では、日本のように大金を支払って自動車学校に通い、何時間もレクチャーや実習をすることがありません。

免許を取ってから実際に運転して学んでいくというよく考えると恐ろしいプロセスを踏む人がほとんどです。そのため、カナダでは、初心者にはこのGというステータスは与えられずG1というステータスが与えられます。このステータスを持つドライバーは助手席に一般免許証を保持する人がいることが運転する条件になります。このステータスを卒業するとG2というステータスが与えられ、1人でも運転できますが、夜中は運転してはいけないなどの条件があります。その後、テストを受けて合格して初めてGステータスがもらえます。私はこのようなプロセスを全く踏まずにいきなりこのGステータスがもらえてしまいました。それなのにカナダにいた10年弱一度も運転する機会がなく終わってしまいました。

そして、アメリカに移住し、カナダの有効な運転免許証を持っていたため、またニューヨーク州の運転免許証に何の問題もなく書き換えることができました。これまたオンタリオ州の運転免許証とIDを持参の上、視力検査と手数料だけでこちらもまた一般免許のクラスDというステータスがもらえました。

そんなわけでカナダでもアメリカでも全く運転の仕方を習わずに、運転免許を持ってきた私ですが、ヴァージニア州に引っ越してきて長年のペーパードライバーを卒業することになりました。

日本とは異なり、カナダアメリカでは、運転免許証は州ごとに発行されます。なので、引っ越しをするたびに、政府のオフィスに行き手続きする必要があります。ヴァージニアに来てからすぐにDMV(Department of Motor Vehicles)に行き、ニューヨーク州の運転免許証とIDとSSN(Social Security Number)と視力検査、料金を支払って無事に書き換えることができました。

私が住むヴァージニアビーチは車なしで生活できないほど、公共交通機関が限られています。なので、夫に運転を教わりました。今でも毎日ドキドキしながら運転していますが、なんとか無事故で生活しています。

海外に来て、特に政府の手続きで苦労することが多い中、この運転免許証だけはどこでも問題なく書き換えることができました。これも日本の運転免許証を持っていたおかげです!ペーパードライバーだろうとなんだろうと、海外に来られる予定のある方、日本での運転免許証取得を強くおすすめします!

ちなみに日本だと「オートマ」と「マニュアル」で運転できる車の種類が変わりますが、北米にはそのような区別はありません。一般免許証を持っていればどちらも運転して大丈夫です。

「オートマ」“Automatic”の略なので、“Automatic car”で通じます。

「マニュアル」はそのまま“Manual”“Stick Shift”と呼ばれることがあります。

日本と同様、ほとんどの車がオートマなのでレンタカーする時などに特に気を付けたりする必要はないと思いますが、“Automa”では通じない点だけ覚えておきましょう。

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