「びっくりしたぁ!」と言いたい時に使える表現です。
驚きを表す表現として学校で習うのは
be surprised at~
で「~に驚く」ですね。この表現はニュースや起こった事象に対して驚きました、と言いたい時に使います。
なので、本日のテーマのように、実際に「びっくりしたぁ!」と突然起こったことに対して瞬間的に発する驚きの表現としては使われません。
このようにどちらも「驚き」を表す表現ですが、使える場面が全く異なるので注意しましょう。
例えば、
“I was surprised that he left the company.”
「彼が会社を辞めたということに驚きました。」
“They were all surprised to see me there.”
「彼らはみんなそこで私を見て驚きました。」
状況やニュースに対して驚いたという感情を表現するのにSurprisedが使われているのが分かりますか?
それに対して例えば
- 角を曲がった途端に他人にぶつかりそうになった時
- 振り向いたら友達が真後ろに立っていた時
- 集中して仕事をしている際、知らぬ間に隣に同僚がいてそれに気づいた瞬間など
「びっくりしたぁ!」とか「驚かさないでよぉ!」と思わず発しますよね?
そういう時に使えるのが
“You scared me!”
です。単に少し驚いたというよりも、驚いて心臓がドキドキしてしまったような場面で使うのが一般的です。
ちなみにニュースに対して本当に「びっくりしたなぁ!」と言いたい時には瞬間的に発する言葉としてでなくても同じ表現を使うことができます。
一つだけ例を挙げておきますね。
Tom: “I lost my wedding band.”
「結婚指輪失くしちゃったよ。」
Susan: “What!? Where!?”
「なんですって!?どこで!?」
Tom: “I don’t remember… oh wait, I found it!”
「覚えてない…あ、ちょっと待って、あった!」
Susan: “Oh, YOU SCARED ME!“
「もぅ、驚かさないでよぉ!」
という感じです。実際にありそうなやり取りですよね(笑)。
今度「びっくりしたぁ!」という場面に遭遇したらこの
“You scared me!”
を使ってみましょう。