アメリカではThanksgivingも終わり、いよいよ冬場に入ってきた今日この頃です。
今回は冬場には欠かせないグッズを取り上げます。
この雪だるまが首に巻いているものは何でしょう?
「マフラー」ですね。
この「マフラー」を英語で書くと、
“muffler”
となりますが、これに「マフラー」の意味は含まれているのでしょうか?
実は含まれているんです!
英英辞書にも
“muffler”
には日本語で使う「マフラー」の意味があるとしっかりと記載されています。
それにも関わらず、私のこれまでの経験で誰一人として「マフラー」を指す英語として
“muffler”
を使っている人に出会ったことがありません。試しに旦那に使ってみると、
あぁ、あの車の?と言われてしまいました。
首に巻く「マフラー」には
“scarf”
が使われます。
日本で「スカーフ」というと薄地の女性用というイメージがあり、毛糸でできた「マフラー」のニュアンスはありませんよね。
英語では、どちらにも
“scarf”
が使われます。
厳密には、
“muffler”
は寒さから身を守り厚地で毛糸などからできた首に巻くものの意味があり、
“scarf”
は寒さから身を守るためだけではなくて、ファッション等にも使われる、薄地で軽い素材でできた首に巻くもの、という意味があります。
そうなんです。
日本語でいう「マフラー」と「スカーフ」そのものの意味合いがそれぞれの単語にあるんです。
それにも関わらず、厚地の毛糸でできたものを
“muffler”
と呼ばないのが現実です。
なぜかは私にも分かりませんが、
“scarf”
があまりに一般的になってしまっているため、アメリカやカナダに来る機会がある方はぜひ覚えておきましょう!
ちなみに、もう一つ併せて覚えておきたい単語が「手袋」に当たる
“gloves”と“mitten”
です。
まず、
“gloves”
ですが、これは発音注意の単語です!
多くの生徒さんが
×「グローブ」
と発音されますが、間違いです!
これでは「地球儀」を意味する
“globe”
になってしまいます。
そうではなくて、どちらかというと
◎「グラブス」
に近い音になることを覚えておきましょう。
次に、
“mitten”
ですが、こちらにも「手袋」の意味合いがありますが、
“gloves”
とは違い、指の部分が1つ1つ分かれていないものを指します。
あの料理で使う鍋掴みのイメージですね。
今回ご紹介した
“scarf”
とあわせて冬場に必須のアイテムとして覚えておきましょう!