これも既に日本語として定着してしまっている単語の1つだと思います。
ミス(す)る=間違う
という意味で使うことが多いため、これをそのまま英語の
Miss
に当てはめる方がたくさんいます。
けれども、英語のMissに「間違う」という意味はありません!
この「ミス(す)る」ですが、実は英語のMissから派生したのではなく、間違うという意味の単語Mistakeの最初の部分のMisから派生したそうです。
なので、「ミスっちゃった!」と言いたい時には、
× “I missed it!”
ではなくて、
◎ “I made a mistake!”
を使いましょう。
最初の文章では、「それを見逃してしまいました。」という意味になってしまいます。
次の例を見ると違いが分かりやすいかもしれません。
John (friend): “You made a mistake here.”
「ここ間違ってるよ。」
Gabi (friend): “Oh, I missed it!”
「あら、そこ見逃してた!」
日本語で言うところの「ミス(す)る」を使った例文をいくつかご紹介します。
June (co-worker): “I entered wrong passwords twice!”
「パスワード2回間違って入力しちゃったよ。」
Susan (co-worker): “You can’t make any more mistakes.”
「これ以上ミスれないよ。」
Denise (friend): “Can you sign a birthday card for Kate?”
「ケイトの誕生日カードにサインしてくれる?」
Sandra (friend): “Of course! Oh no, I made a mistake.”
「もちろん!あっ、ミスっちゃった。」
Miki (friend): “Do you have any advice on the TOEIC exam?”
「TOEIC試験に関して何かアドバイスある?」
Satoshi (friend): “I know you don’t need one, but just avoid making careless mistakes.”
「アドバイスなんて必要ないって分かってるけど、あえて言えばケアレスミスを避けることかな。」
この最後の例で気づいた方もいるかもしれませんが、よく使われる「ケアレスミス」も実はCareless Missでは通じません!これだと「不注意な女性」みたいに聞こえてしまいます(笑)。
ケアレスミス=Careless Mistake
ということを覚えておきましょう!
そして本日ご紹介した、
ミス(す)る=Make a Mistake
は大変よく使われる単語なのでMissと混合しないようにたくさん使って慣れてしまいましょう!