海外ドラマや映画などどちらも日常会話の中で頻繁に使われます。
どちらも知らなかったことを知る時に使える表現なので混乱しやすい用語としてよく取り上げられます。
まずそれぞれの意味ですが
Find out = 発見する、分かる、気が付く、知ってしまう、調べる
Figure out = 解明する、答えを見つけ出す、原因が分かる
です。
厳密に言うと、Find outにはFindが使われていることから見つけるというニュアンスが強く含まれてきます。なので、何か知ろうと思って知ったわけではない場合にも使えます。また、それほど努力しなくても答えが見つかる時にもFind outが使われるので、ちょっと調べればすぐに分かることなどに使います。
それに対してFigure outにはFigureという単語が使われていますね。このFigureは本来、数字とか図形といった数学的な意味で使われます。そこからもお分かりかもしれませんが、このFigure outにはFind outよりも複雑な過程を経て答えを見つけ出すニュアンスが含まれてきます。なので、偶然何かを知った時には使うことができません。何か難しい問題に直面しその解決策を見つける時や手間や努力を必要とする時などに使われます。
いくつか例を挙げてみますね。
“I found out that Jane and I went to the same elementary school.”
「ジェーンと同じ小学校に通っていたということが分かったの。」
“Can you find out where the closest gas station is?”
「一番近いガソリンスタンドがどこか調べてくれる?」
“Amy just found out that her boyfriend was cheating on her.”
「エイミーは彼氏が浮気してるってことを知っちゃったの。」
最初の2つの例文でFigure outを代わりに使ってしまうと、ものすごく苦労して答えを見つけているようなイメージになってしまいます。どちらもそこまで苦労しなくても分かることですよね?
最後の例はどちらかというと偶然目撃してしまった、という時に使われます。これがもし、エイミーが彼氏の様子がおかしいことに気づき、携帯にメールが頻繁に来るようになったとか、デートのキャンセルが増えたとか、証拠をたくさん集めて浮気を証明したというのであればFigure outを使うことができます。
“I need to figure out what is wrong with my laptop.”
「パソコンのどこがおかしいのか原因を突き止めないと。」
“Can you figure out the answer to this crossword puzzle?”
「このクロスワードパズルの答え分かる?」
“I can’t figure out why Sam is mad at me.”
「サムがどうして怒っているのか原因を突き止めることができないのよ。」
今度はFigure outの例文ですね。例えば最初の例文では、パソコンの調子がおかしくて、誰かに聞いてみようというレベルではなくて、インストールされているソフトウェアを調べてみたりだとか、もう少し複雑な作業をするニュアンスが含まれています。2つ目の例文も色々と頭を使って考えてみた?っていうニュアンスが入ってきます。最後も同様です。考えられる理由は全て考えてみたけどそれでも何でサムが怒ってるのか分からないという意味の文章です。
なかなかしっくりくるまでには時間がかかってしまう違いかもしれませんが、
Find out = 何かについての情報を発見する
Figure out = 問題や質問について脳みそを使って考えた結果答えを見つけだす
です。
どのくらい手間や努力をして分かったことなのかを考えながら使い分けていくとどんどん慣れていくはずです。