私の生徒さんの大半の方が日記をつけています。ちなみに私は中学生の頃から日記をつけているので(もちろん日本語で!)日記を書くことにかなり慣れています。
海外留学してからは毎日英語で日記を書いていましたが、いつでもどこでも書きたいので他人に見られても大丈夫なように、最近はまた日本語に戻しました。
日記のいいところは、自分の現在のスピーキング力を一目で判断できる、という点です。教師側からしても、生徒さんのレベルを見るには日記を書いてもらうのが一番です。
なかなか会話力がつかないんです、という方に日記を書いていただくと、最初はほとんどの方が30分で2文か3文がやっとという状態です。
多くの方が言いたいことは山ほどあるんだけど、文法や表現がよく分からないので、知っている文法と語彙を使うとこれしか書けませんでした、と言います。
私もまさに同じ状態でしたのでお気持ちはよく分かります!
けれども、日記を書く目的は、知っている表現を羅列することでも正しい文法を学ぶことでもありません。
自分が言いたいことを伝えられるようになることです!
なので文法間違いやスペルミスにはそこまでこだわらなくて大丈夫です。
(ただし、お仕事で英文を書かれる方や、英語の筆記試験を控えている方はスペルも重要なのでスペル確認も含めて日記を書いてみるといいでしょう。)
とりあえず数単語でもいいので、文法がぐちゃぐちゃでもいいので、大げさに言えば日本語を混ぜてしまってもいいので、自分が言いたいことを書きだしてみることが重要です。
この過程の中で重要なのは、辞書を使わないで書くことです!理由はもちろん、最終的に英会話をする際にわざわざ辞書を使って分からない単語や表現を調べている時間はないからです。
30分で書くと決めたらその30分間は辞書は使わずに自分の今ある知識を振り絞って日記を書いてみましょう。
その後に辞書を使ったりオンラインで使いたかった単語や表現を調べてみましょう。
テキストや他の教材を使ってなかなか会話力が身に付かないのは自分が使う表現をなかなか学べないからです。
日記を通して自分がよく使う表現を身に付けていくと、スピーキング力がどんどん伸びていきます。
一点だけ日記の欠点をあげますと、チェックしてもらわないとなかなか伸びないということです。毎回同じ表現を使って書いていてもその表現には慣れますが表現力は増えません。また、もし万が一間違った表現や不自然な表現を使っていたとしても、確認ができないので上達しているのを実感できないかもしれません。
ネイティブやバイリンガルの知り合いがいる方は、恥ずかしくても自分の文章を見てもらいましょう!
ちなみに私は現在個人でチューターレッスンを提供しています。生徒さんの日記を参考に、もっと自然で使える表現をご紹介し、みなさんに新しい表現を学んでいただいています。多くの方が日記を続けることで、自分がよく使う表現に慣れていき会話力が少しずつ伸びてきているのを実感しています。
ぜひ参考にしてくみてください!
次回は英会話上達法:子どもに説明するようにについてお話します。
普段日記をつける習慣が無いと、日記を書くって日本語でもハードルが高いんですよね。なんだか子供の頃の夏休みの宿題を思い出しちゃって、、、今日はどこにも連れて行ってもらってないのに何書けばいいのー?!って。
でも別に特別な出来事を書き残すためではなく、「自分がよく使う表現を身に付ける」「言いたいことを伝える」ためですね。確かにその人らしい言い方ってあるように、自分じゃ意識していないけどきっと私にもあるんだろうなな、、、自然な英語を身に付けられるように少しずつ頑張ってみようと思います!
veggie9さん、いつもコメントありがとうございます!その通りです!人生毎日大きなイベントがあるわけではないので、愚痴でもちょっとした出来事でも何でも構わないので、自分がしたこと、思ったこと、話したことを書けるようになることが大切です。自然に書けるようになれば自然と話せるようにもなりますよ。毎日少しずつでいいので続けることが一番大事!