これは海外ドラマや映画の中でよく使われる表現のランキングに入るくらい頻繁に使われる表現です。
“You’ve got to be kidding me.”
直訳すると「あなたは私に冗談を言っているに違いない」ですが、「冗談でしょ!?」という意味で使われます。
“I can’t believe this is happening to me!”
「こんなことが起こるなんて信じられない!」
という気持ちを表現する時に使います。
この表現の難しいところはずばり発音です!
You’ve got to be kidding me.
ユーヴ ガラビイ キデイン ミイ
のように聞こえます。
ちなみにこのgot toはgotta、kiddingはkiddinと表記されることもありますが、これは発音に近づけた表記であり正式ではありませんので、友達や家族間でのメッセージを送るとき以外には使わないようにしましょう。
この表現が使われているシーンをお気に入りの海外ドラマBonesからいくつかご紹介します。
まずはSeason 1 Episode 2のボーンズ (Bones) のセリフです。テロリストを追っている車の中でブース (Booth) がボーンズ (Bones) に現場に着いたら危険だから一緒に来なくていいよ、と言ったのに対してボーンズ (Bones) がここまで一緒に犯人を追ってきて最後の最後で自分は現場に行けないなんて!?というニュアンスを込めてこの「冗談でしょ!?」が使われています。
Booth: “You know, you don’t have to come.”
Bones: “You’ve got to be kidding me.”
続いてはSeason 1 Episode 4のブース (Booth) のセリフです。これは会話というよりも状況に対して使われているシーンです。真っ暗の中、ブース (Booth) が犯人の疑いのある原住民を追いかけますが、原住民であることもあって森のことを知り尽くしている犯人は険しい山中をものすごいスピードで逃げていきます。そんな時頼りにしていた懐中電灯が切れてしまい、その瞬間に発するのが、
Booth: “You gotta be kiddin’ me.”
です(話し言葉風の綴りにしてみました)。「こんな時に冗談だろ!?」といったニュアンスですね。
最後にもう一つBonesのSeason 3 Episode 9よりブース(Booth)のセリフです。被害者はクリスマスにサンタクロースをしていた老人。被害者の自宅に訪れるとなんとおもちゃ屋さんの2階に住んでいるだけでなく家の中がクリスマス一色。カーテンを開けるとなんとサンタクロースの衣装がびっしり。それを見たブース (Booth) が「冗談だろ!?」と使うのがまたしても
Booth: “You gotta be kidding me. Bones, look at this. This guy was committed.”
です。
いかがでしたか?実際に日常生活で使う機会はそんなに多くないかもしれませんが、海外ドラマや映画で
ユーヴ ガラビイ キデイン ミイ
が聞こえたらすぐに「冗談でしょ!?」を意味する
“You’ve got to be kidding me.”
と言っていることが分かるようになると想像以上にたくさん使われていることに気づくでしょう。