今回ご紹介するのは、Season 5 Episode 14のMonicaとChandlerが秘密で付き合っていることを知ってしまったPhoebeとRachelが交わす会話で言葉遊びのようなシーンです。
たくさんknowという単語が出てくるので混乱してしまうかもしれませんが…。
JoeyとRachelだけはMonicaとChandlerが付き合っていることを知っているのですが、ずっと黙っていました。PhoebeがMonicaとChandlerが一緒にいるシーンを偶然目撃してしまい、Rachelを連れてJoeyのところに行きます。
“So they know you know, and they don’t know that Rachel knows?”
「つまりMonicaとChandlerはJoeyが知っていることは知っているけど、Rachelが知っていることは知らないっていうわけ?」
“Yes, but it doesn’t matter who knows what.”
「うん、けど誰が何を知ってるかなんて重要じゃないよ。」
とJoeyは言いますが、そこで悪知恵が働いてしまったPhoebeとRachelは自分達が知っていることをあえて隠して、MonicaとChandlerに告白させようと仕向けることにします。それからPhoebeがわざとChandlerに言い寄ったりして何とか告白させようとしますが、なかなか上手くいきません。そんな状況から今度はMonicaがPhoebeとRachelが知っているんじゃないかと疑い始めJoeyのところにいきます。すぐに認めてしまうJoeyに対してMonicaが
“But they don’t know that we know that they know.”
「けれども彼女たち(PhoebeとRachel)は彼女たち(PhoebeとRachel)が知っているということを私たち(MonicaとChandler)が知っているいうことを知らないのよね。」
と今度は、MonicaとChandlerに悪知恵が働きます。ChandlerがPhoebeに気があるように振る舞いアパートに誘います。Monicaがいるにも関わらずPhoebeを誘うなんて!とRachelが怒ってる時にハッと気づきます。そしてJoeyに
“Joey, do they know that we know?”
「ジョーイ、彼ら(MonicaとChandler)は私たち(PhoebeとRachel)が知っているということを知っているの?」
とJoeyに聞きます。またしてもすぐに認めてしまうJoeyに今度はPhoebeが
“They don’t know that we know they know we know.”
「彼ら(MonicaとChandler)は私たち(PhoebeとRachel)が知っているということを彼ら(MonicaとChandler)が知っているということを私たち(PhoebeとRachel)が知っているということを知らないのよね。」
そんなわけで結局は芝居に耐え切れなくなったChandlerがMonicaを愛していることを認めてハッピーエンドというとても心温まるエピソードになりますが、かなり笑えるシーンの多いエピソードでもありますので、機会があったらぜひ一度見てみてください。