日本で「ハーフ」という言葉を聞くと誰もが人種・国籍が異なる両親から生まれた人、つまり混血の人のことを指しますね。この「ハーフ」はもちろん英語のhalfという2分の1とか半分という意味が語源だとは思いますが、英語圏では通じません。
× ”I’m half.”
と誰かに言ってもほぼ通じないと思って大丈夫です。「私は半分です。」という意味になってしまうので通じないのも当然ですよね。
けれども
◎ “I’m half-American.”
はよく使われる表現です。半分アメリカ人の血が流れているという意味ですね。この文章からだけではもう半分の人種が何かは分かりませんが、基本的には文脈から分かっていることが多いです。
どの人種かを言わずに、日本語で言うところの「私はハーフです」と言いたい場合は、
◎ “I’m mixed.”
という表現をよく使います。
英英辞典では、
involving or showing a mixture of races or social classes
と説明されています。
複数の人種が混ざっているというところからmixedが使われるんですね。
今後はハーフの人に会った時に
× “Are you half?”
ではなくて
◎ “Are you mixed?”
を使うようにしましょう。
ちなみに人種のことはあまりよく知らない人同士では話さないことが多いので、話しやすい仲になってから使うようにしましょう。
最近は日本でも様々な国の方が増えてきているとはいえ、やはり都心の一部以外ではまだまだ圧倒的に100%日本人という人が多いです。
そんな環境で生まれ育って生活していると、言葉や容姿が違うと純粋な興味であの人は何人だろう?!ハーフ?クォーター?と気になり、ついつい聞きたくなってしまいます。でも親しくなってからではないと失礼にあたるかもしれないんですね。出身地はどこ?と聞くくらいのものかと思っていました。しかもハーフではなくmixedというのか、、、
きっとアメリカやカナダなど多国籍、様々な文化が当たり前に存在している国で生きていたらそんなこと全く気にもならないんでしょうね。
悪気は無く話題にしてしまいそうだけど、このように親しくなるまでは避けた方がいい事、その他にも日本とは違うアメリカやカナダでのマナーなどがあったらぜひ教えて頂きたいです!
veggie9さん、そうなんですよね。日本でも年齢を聞くのが失礼になることがあるように海外では人種の話をタブーと考える人もいます。特に人種差別が大きな問題となっているカナダやアメリカでは気を付けたほうがいいかもしれません。私も人種のことは軽く口にしないように気を付けています。ちなみにカナダでは”What is your background?”と聞かれることがあります。実はこれも間接的ですが人種を聞く時に使われる表現なので”I’m Japanese.”と答えるようにしましょう。
日本の当たり前は海外では当たり前ではないこと、良くありあますので、本当に注意が必要です。
会社を休む時など、日本では上司に病状を説明し休んで良いかお伺いを立てたりするケースがありますが、ドイツでは病状はプライバシーに当たり、詳細は説明しませんし会社側も聞くことができないようです。休む必要があるかは医師の判断になります。
Toshiさんのおっしゃる通りです。アメリカでもドイツと全く同じです。どんな理由であれどんなに急であれ、休みが必要な時には休みが必要なことだけを伝えればよいことになっています。会社側に従業員が休む理由を聞く権限はありません。これも大きな文化の違いですね。