今回ご紹介するのは頻出するけどなかなか上手く使い分けることのできない単語“Until”と“By”です。
まずそれぞれの単語の意味ですが、
Until = ~まで(ずっと)
By = ~までに
ですね。
“Until”にはその時点まで継続してずーっとという意味合いがあります。それに対して“By”には継続の意味合いはなく、その時点までのいずれかになることもあり、その時点が最終点であることを意味します。
例えば、
“She will be off until tomorrow.”
「彼女は明日まで休みです。」
ここでは、彼女がいつの時点からは分かりませんが継続して休みを取っていて、明日までその休暇が続くことを表しています。つまり、明後日には戻ってくるという意味です。
これに対して、
“You have to finish this by tomorrow.”
「これを明日までに終わりにしなければなりません。」
ここでは、明日が期限であることを言っています。明日までであればいつ終わらせても構いません。明日という曖昧な期限ではなくもっと正確な期限を伝えたい時には、
“You have to finish this by the end of tomorrow.”
「明日が終わるまでにこれを終わらせなければなりません。」
“You have to finish this by 3pm tomorrow.”
「明日の午後3時までにこれを終わらせなければなりません。」
のように明日のいつまでかを詳しく述べることもできます。
“Until”も“By”も前置詞として使われていますが、“Until”は接続詞としても使うことができます。その場合にも、「~まで」という意味になりますが、前置詞の場合とは違って文章を後にもってくることができます。
例えば、
“Japanese people don’t start eating until everybody’s food is served.”
「日本人はみんなの食事がくるまで食べ始めません。」
といった感じですね。前置詞としても接続詞としても使えるようになると大変便利です。
また、“Until”の代わりに“Till”も使えますので覚えておきましょう。ちなみに“Until”には”L”が1個ですが、“Till”には “L”が2個ですので注意しましょう。
最後にもう少し例文を挙げてみますね。
“She has to move out by next month.”
「彼女は来月までに引っ越さなければなりません。」
“I want to go abroad by 2020.”
「2020年までに海外に行きたいです。」
“He needs to have his car repaired by Sunday.”
「彼は日曜までに車を修理する必要があります。」
“I am going to work for this company until (or till) the end of March.”
「3月の終わりまでこの会社で働きます。」
“My baby usually takes a nap from 2pm until (or till) 3pm.”
「私の子供はたいてい午後2時から3時まで昼寝をします。」
“I was having a good time at the party until (or till) my ex showed up.”
「元カレが現れるまでパーティーを楽しんでいました。」
どちらも頻出する単語ですのでたくさん例文を作って間違いなく使えるようにしましょう。