英語の授業で
Come = 来る
Go = 行く
と習ったと思います。もちろんこの意味に間違いはありませんが、この意味だけを知っていると会話で困る場面がたくさん出てきます。
ここで覚えておいていただきたいのは、このComeとGoを使う際に「行き先」がとても重要であるということです。
例えばAmyとBobが会話をしています。
Amy宅にBobが遊びに行くのであれば、
Amyは
「Bobがうちに遊びに来る。」
と言いますが、
Bobは
「Amyのうちに遊びに行く。」
と言いますよね?
日本語では「来る」と「行く」が使われますが、これを英語にすると
Amy: ”You are (Bob is) coming to my house.”
Bob: ”I’m coming to your (Amy’s) house.”
どちらにもComeが使われます。BobがComeを使っているのは、行き先が話し相手の家だからです。
これが、AmyとBobが映画館に行こうと話している場合には、
◎ ”Let’s go to a movie theater!”
と言い
× ”Let’s come to a movie theater!”
とは言いません。
行き先が話している2人のどちらかではなくて、2人から離れた場所だからです。
もう少し見てみましょう。
AmyとBobがCharlieのパーティーに行く話をしています。
Amy: ”Are you going to a party at Charlie’s?”
Bob: ”Yes! We should go to the party together.”
そこにCharlieが現れます。
Charlie: ”Are you guys coming to my party?”
Amy & Bob: ”Yes, we would love to come to your party!”
少しクリアになりましたか?
AmyとBobが2人で話してる時は行き先がお互いから離れたところなのでGoが使われていますが、Charlieが現れた途端、行き先が話し相手の家になったのでComeが使われるというわけです。
この感覚が分かると、ComeとGoが自然と使い分けられるようになるはずです。
最後にComeを使ったよく使われる表現を見てみましょう。
◎ ”I’m coming!”
これは「ごはんよー!」「もう出かけるよー!」と呼ばれた時や誰かが家のドアベルを鳴らした時に「今行きまーす!」と言う時に使う表現です。
上の説明からお分かりだといいのですが、これは声をかけている相手の方に向かっていくのでComeが使われています。
これを
× ”I’m going!”
としてしまうと、呼ばれている方向から離れた方向に行ってしまうことになります(笑)気を付けましょう!
あ、夫が呼んでいます、
“I’M COMING!!!”