突然ですが、私は高校数学の中でベクトルが1番苦手でした。
祖父が「資格はいくつ持っていても荷物にならない」とよく言っていたので、大学に入りバリバリの理系でしたが、数学教職コースを追加受講することにしました。夜間のコースで大変でした。
そして最後に待ち構えていたのが教育実習。母校の高校で数学を教えることになったのですが、なんと任せられた範囲はベクトル。
どんだけ悪運強いんでしょう、私(笑)。
それでもやるからには頑張ろうと必死で勉強しました。おかげで生徒さんにはすごく分かりやすかったというコメントをもらい、高校数学の中でベクトルが1番の得意分野になりました。
自分が完全に理解していないことを他人に説明しても理解してもらうことはできません。
当然ですよね、自分で分かっていないことが相手に分かるはずがありません。
誰かに何かを説明するとき、理解してもらえるようにたくさん脳を使ってどうしたら分かってもらえるか最適な方法を探そうとしませんか?
それが重要なんです!
私も毎日英語を教えているので痛感していますが、教えることによって学べることがたくさんあります。
もちろん教えるために学ぶことも欠かせませんが。
「教える=先生になる」ではありません。友達でも家族でもいいので今日学んだ英語表現や文化の違いを教えてあげてください。
もし上手く説明できなかったら、それはまだ自分が完全に理解できていない証拠です。
相手に上手く説明できるようになると、理解度が上がるだけではなく、経験として頭に残るのでずっと覚えていることができるようになります。