英語を上達させるためには、表現力、リスニング力、スピーキング力などなど色々なスキルが必要になりますが、「文化の違いを理解すること」も重要です!
海外で生活したことがない方や海外の情報が入手できない方には難しいことかもしれませんが、文化の違いを知らないために英文が通じないことがあります。
身近なところから例を挙げてみると…
I have to hang clothes (out) to dry!
「洗濯物干さなきゃ!」という文法的には全く問題ない文章ですが、北米では通じづらいことがあります。
(ちなみに「洗濯物を干す」には他にも色々な表現方法があるので、ここで挙げた例文だけが正しいというわけではありません。)
それは北米では洗濯物を干すという習慣がないからです。基本的に洗濯機で洗った後、乾燥機で乾かしてしまうので、洗濯物を干す必要がありません。(そうなんです、すっごく楽です!)
I have to do laundry!
「洗濯しないと!」という表現で洗濯機を使って洗い、乾燥機を使って乾かすという両方を指すことになります。
都会から離れたところでは外に洗濯物を干すところもあるようです。そういう場所に行って
I have to hang clothes (out) to dry!
は自然な表現かもしれません。また、日本国内でこの文章を使っても自然に通じるはずです。
試しにアメリカ人の旦那に使ってみたところ、何のこと!?という顔をされました(笑)。なので、日本では乾燥機を使わずに洗濯機で洗った後、洗濯物を部屋の中や外に干すんだと説明したところすぐに理解してもらえました。
通じないからと言って表現が間違っているというわけではないので、使ってはいけないと決めつけないようにしましょう。
日本ではこうなんです、と説明すれば通じるはずです。文化の違いかどうかが分からない時は、どういう意味かを説明できると素晴らしいです。
他にも、日本ではよく耳にする
「血液型何型?」
という質問ですが、北米では日常会話の中で出てくることはほぼないといっていいでしょう。
使うとしたら病院や献血の際くらいです。
日本では「A型っぽくないね」とか「私は典型的なO型です」とか血液型と性格がものすごく深く結びついているという感覚がありますが、北米にそのような考えはありません。
もし
I have a Type A personality.
というと血液型ではなくて心理学で使われるType AやType Bの性格のことを話していると思われるそうです。
少しずれてしまいましたが、北米では
What is your blood type?
は使わないようにしましょう。
私のカナダ人の友達に使ってみたら
What are you, vampire!?
「何者!?吸血鬼!!??」
と言われました(笑)
なので日本では何気なく使われる「血液型何型?」ですが、北米ではほぼ使われないということを覚えておきましょう。
この他にもまだまだこういった文化の違いのせいで少し「?」という顔をされてしまう表現はたくさんあります。なかなかこういった小さな文化の違いを学ぶ機会のない方のために、今後もどんどんアップしていきますので文化の違い・海外生活でご確認ください!
以前にもアメリカ人の方が、外国を旅した時に自分の国との違いで驚いた事!いうエピソードの一つに外に洗濯物干すことを挙げていました。日本人なら当たり前過ぎて目にも入らない光景ですが。
太陽に当ててパリパリに乾いた服、お日様の匂いがする布団に入る幸せ〜!これを知らないなんてもったいなーい!!といっても洗濯も乾燥も天気を気にせずボタン一つで完了する方がずっとラクでいいですね。
血液型も病院くらいでしか話題に出てくることはないのか、、、
文化の違いは興味深いです。また色々教えて頂けるの楽しみにしています!
veggie9さん、本当に文化の違いって面白いものです。知らないがために恥ずかしい思いをすることもありますが、知っているとアメリカ人やカナダ人とのちょっとした会話のネタになって意外と使えますよ。私は北米式の洗濯に慣れてしまっていますが、洋服がいたみやすいので時々日本式だったらこんなことにならないのになぁと懐かしく思うこともあります。ちなみに海外では血液型よりも星座占いを信じている方が多いみたいですね。私は今でも血液型によって性格が違うと信じていますが(笑)。