これも慣れると非常に使い勝手のよい表現の一つです。
最もよく使われるのはWantを使った形です。
「主語」+Want+「目的語」+「to不定詞」
で
「主語」は「目的語」に「to不定詞」してほしい
という訳になります。
このWantと「to不定詞」を使って
「to不定詞」したい
という文章は簡単に作れるけど、Wantと「to不定詞」の間に「目的語」を置いて
「目的語」に「to不定詞」してほしい
という文章がなかなかスムーズに出てこないという方のために本記事では例文をご紹介していきます。
“I want you to do something for me.”
「あなたにしてほしいことがあるの。」
“We want you to come to our party.”
「パーティーにきてほしいんだけど。」
“I want you to stop asking me difficult questions.”
「私に難しい質問するのをやめてほしい。」
この「目的語」には人だけでなく物を置くこともできます。
“I want the exam to be over.”
「試験が終わってほしい。」
“We want our products to be sold more.”
「我々の商品がもっと売れてほしい。」
また、このWantの代わりに使える動詞として、Would like、Tell, Ask、Allow、Force、Expectなどがあります。
“I would like you to fill out this form.”
「この用紙に記入していただきたいと存じます。」
※Would likeはWantを丁寧にした言い方なので、ビジネスの世界では頻出します。
“My dad told me to come home by 10.”
「お父さんに10時までに帰ってくるように言われた。」
“I’m asking you to turn the light off when you leave the room.”
「部屋を出るときには電気を消すようにお願いしてるのよ。」
“I don’t allow you to go out after midnight.”
「真夜中を過ぎたら外出させません。」
“My boss forced me to work late yesterday.”
「昨日上司に無理やり遅くまで仕事させられた。」
“You can’t expect me to believe that!”
「そんなこと到底信じられないよ!」
表現によってしっくりくる日本語は少し変わってきますが、基本的には、
Want/Would like/Tell/Ask/Allow/Force/Expect+「目的語」+「to不定詞」
「目的語」に「to不定詞」してほしい/していただきたい/するように言う/するようお願いする/することを許可する/(無理やり)させる/することを期待する
という意味になります。
間違いやすい英単語・英語表現:”asked you not to do this” vs “didn’t ask you to do this”でこの表現の否定的な構造について解説していますのであわせてご覧ください。